幼稚園教育要領

『幼稚園教育要領』とは、文部科学大臣が告示する幼稚園の教育課程の基準を示したものであり、学校教育法施行規則(第38条)の規定に基づいて定めているものです。

平成20年3月文部科学省告示より抜粋

総則

第1 幼稚園教育の基本

幼児期における教育は、生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要なものであり、幼稚園教育は、学校教育法第22条に規定する目的を達成するため、幼児期の特性を踏まえ、環境を通して行うものであることを基本とする。

このため、教師は幼児との信頼関係を十分に築き、幼児と共によりよい教育環境を創造するように努めるものとする。これらを踏まえ、次に示す事項を重視して教育を行わなければならない。

  1. 幼児は安定した情緒の下で自己を十分に発揮することにより発達に必要な体験を得ていくものであることを考慮して、幼児の主体的な活動を促し、幼児期にふさわしい生活が展開されるようにすること。
  2. 幼児の自発的な活動としての遊びは、心身の調和のとれた発達の基礎を培う重要な学習であることを考慮して、遊びを通しての指導を中心として第2章に示すねらいが総合的に達成されるようにすること。
  3. 幼児の発達は、心身の諸側面が相互に関連しあい、多様な経過をたどって成し遂げられていくものであること、また、幼児の生活経験がそれぞれ異なることなどを考慮して、幼児一人一人の特性に応じ、発達の課題に即した指導を行うようにすること。(後略)

ねらい及び内容

この章に示すねらいは、幼稚園修了までに育つことが期待される生きる力の基礎となる心情、意欲、態度などであり、内容は、ねらいを達成するために指導する事項である。これらを幼児の発達の側面から、心身の健康に関する領域「健康」、人とのかかわりに関する領域「人間関係」、身近な環境とのかかわりに関する領域「環境」、言葉の獲得に関する領域「言葉」及び感性と表現に関する領域「表現」としてまとめ、示したものである。(後略)

健康

  1. 明るく伸び伸びと行動し、充実感を味わう。
  2. 自分の体を十分に動かし、進んで運動しようとする。
  3. 健康、安全な生活に必要な習慣や態度を身につける。

人間関係

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他の人々と親しみ、支え合って生活するために、
自立心を育て、人とかかわる力を養う。

  1. 幼稚園生活を楽しみ、自分の力で行動することの充実感を味わう。
  2. 身近な人と親しみ、かかわりを深め、愛情や信頼感をもつ。
  3. 社会生活における望ましい習慣や態度を身に付ける。

環境

周囲の様々な環境に
好奇心や探究心をもってかかわり、
それらを生活に取り入れていこうとする力を養う。

  1. 身近な環境に親しみ、自然と触れ合う中で様々な事象に興味や関心をもつ。
  2. 身近な環境に自分からかかわり、発見を楽しんだり、考えたりし、それを生活に取り入れようとする。
  3. 身近な事象を見たり、考えたり、扱ったりする中で、物の性質や数量、文字などに対する感覚を豊かにする。

言葉

経験したことや考えたことなどを自分なりの言葉で表現し、
相手の話す言葉を聞こうとする意欲や態度を育て、
言葉に対する感覚や言葉で表現する力を養う。

  1. 自分の気持ちを言葉で表現する楽しさを味わう。
  2. 人の言葉や話などをよく聞き、自分の経験したことや考えたことを話し、伝え合う喜びを味わう。
  3. 日常生活に必要な言葉が分かるようになるとともに、絵本や物語などに親しみ、先生や友達と心を通わせる。

表現

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感じたことや考えたことを自分なりに表現することを通して、
豊かな感性や表現する力を養い、創造性を豊かにする。

  1. いろいろなものの美しさなどに対する豊かな感性をもつ。
  2. 感じたことや考えたことを自分なりに表現して楽しむ。
  3. 生活の中でイメージを豊かにし、様々な表現を楽しむ。

※教育指導する分野について、小学校以上は「教科」、幼稚園では「領域」と呼びます。
「領域」は、「教科」のようにそれぞれはっきりと独立した科目ではありません。
幼児教育においては、遊びを通していろんな物事を知ったり、遊びや人間関係を通してことば(母語)を獲得したりする幼児期の特性に着目し、境界がそれほどはっきりしない、「領域」ということばを使います。

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