教育理念・方針

1 幼児期に経験すべき学習の機会とふさわしい環境を提供すること。
2 園と家庭とが協調、協力しあいながら子どもの成長を図ること。

 


教育目標

 1 子ども主体の幼児教育を行う。
 2 共に学びながら社会性をはぐくむ。
 3 様々な体験や学習を通して豊かな表現力を育てる。
 4 主体的に考え、行動できる子どもを育てる。
 5 規律を守り、広い視野を持つ人間を育てる。
 6 家庭とともに、読書体験による人格の陶冶を図る。
 7 季節や生活の節目となる行事を大切にする。


子ども主体の幼児教育を行う

 昨今は、子ども同士のふれあいや遊び場が不足しておりますので、入園した子どもは自己中心的だったり、遊びかたを知らなかったりと、様々です。大事な人間形成期にそうした課題をとり残しにせず、子ども主体の幼児教育を行うことによって、心身と五感など人間としてのバランスが取れている成長を促したいと考えております。 本園では絵本、製作、体操、音楽リズム、ひらがな文字指導、集団遊び等々…幼児期に求められる情操教育を中心に、数々のカリキュラムを段階的に組んで丁寧に実施しており、質の高い一貫教育を受けることができます。 専門性が殊に必要とされる英語、リトミック(音楽リズム、楽器演奏)、体操、英語は専門講師が指導します。



 


共に学びながら社会性を育む。

 社会に居場所を見つけて自分の役割を果たす喜びを知ることは、知的な学習と共に人間形成期の最重要となる課題の一つです。知的な学習も、幼児期は「暗記中心」ではなく、ましてや「他人との競争」ではなく、子どもどうしの心がふれあう、共に学ぶべき課題としてとらえることを本園では重視しています。自分を大切にし、他者のことも想像する力を持っている人、物事を平和に解決する力を持っている人を育てていきたいと考えております。


 


様々な体験や学習を通して豊かな表現力を育てる。

 受け身で強いられる学習は、長い目で見れば主体性や学習意欲を損ない、その子どもが得意なことを追究する妨げにすらなることがあります。かといって、幼児期に学習は必要ない、ということは決してありません。幼児期からの良い環境と質の高い教育を主体的に受けることが将来伸びる力を育てます。 本園が読み聞かせや貸出図書に重きを置くのは、子どもが楽しめるから、という理由だけではありません。将来のすべての学習の基本となる「言語能力」や「イメージ力」、「想像力」、「読解力」を、子ども自身が主体的に育てていくことができるのが絵本であるからです。このことによって、例えば本園の文字指導や楽器指導では、低年齢からの無理な反復練習やカードなどによる「暗記」に頼らずとも、十分に学ぶことができるのです。 培ったイメージや創造力は、製作の作品発表(作品展)や、発表会の劇発表、合奏、様々な造形表現等にも確実につながっていきます。本園の子どもたちは楽しみながら高度な表現力を身につけていきます。



 


自ら考え、自ら行動できる子どもを育てる。

 仲間と共に、協調的な雰囲気の中、主体的に学ぶことによって「学習することは楽しい」と知った幼児は、自ら考え、自ら動く人に育っていきます。幼児期の学習は「結果重視」ではなく、幼児の心と発達に寄り添う「プロセス重視」が将来的に伸びると考え、大切と考えます。



 


規律を守り、広い視野を持つ人間を育てる。

 「自由」と「放任・好き放題」をはき違えて、それらが個性を伸ばすと捉える風潮はいかがなものかと考えております。子どもには幼児期から年齢相応の「しつけ」や「規律」が必要です。場をわきまえることや、相手の気持ちにもなってみること―これらを小さな時期から大人が教え、学ばせてゆきたいものです。将来的にはそれらが視野の広さや豊かな想像力につながっていくのではないでしょうか。まずは、幼児期は生活の規範やルールを教えたり、メリハリある生活を送るようにしましょう。



 


家庭とともに、「絵本」による人格の陶冶を図る。

 毎日、豊富な蔵書の中から良質な絵本の読み聞かせを行い、絵本や図鑑、児童書の貸出を毎朝行っております。幼児期に読み聞かせをたっぷり受けた子どもたちの学力等が高くなることは、数々の研究調査からも明らかとなっております。 貸出図書の園ですので、お子さんが借りてきたらおうちで読んであげてください。子どもはひらがなの拾い読みも楽しんで行いますが、7歳までは読んでもらう方が理解するといわれております。また、親子での読書は、かけがえのない時間や思い出となるでしょう。ご家庭との協力により本好きな子どもたちを育てていきたいと考えております。

 


季節や生活の節目となる行事を大切にする。

 子どもの日や七夕、おもちつきなどの季節行事、こま回しなどのお正月の伝承遊び、保育の節目となる運動会やお泊まり会、遠足、発表会など…たくさんの遊びや行事を行っています。 行事が終わると子どもたちは達成感と自信を見せてくれます。例えば、発表会で子どもたちは劇発表、合奏と合唱を披露しますが、長い練習と本番の日をやり遂げると、それまでは苦手としてなかなか取り組もうとしなかった物事(逆上がりなど)にも果敢に挑戦するようになります。